はじめに
皆さんは普段、守備用手袋を使っていますか?
今回はWilsonの守備用手袋 FITTEモデルを使ったところ、これまでに使った守備用手袋とは別次元の使い心地だったため、その感想をお伝えしたいと思います。
守備用手袋の役割
一般的な守備用手袋は大まかに以下の3つの役割があると思います。
- フィット感向上
- 吸汗
- 衝撃緩和
フィット感向上
手袋の素材によりグローブが滑りにくくなりグローブ着用時のフィット感が向上します。
また手袋の厚みの分だけグローブとの密着性が高まることで、グローブの操作感の向上も期待できます。
吸汗
文字通り汗を吸収します。
汗による水分や塩分はグローブの素材である革の天敵です。
手袋が汗を吸収することで素手に比べてグローブへ汗が染み込みにくくなり、グローブを長持ちにつながると思います。
※もちろん完全には吸収されないので日頃の手入れは必須です。
衝撃緩和
手袋の厚みやパットにより捕球時の衝撃を緩和してくれます。
捕球時の痛みを避けようと無意識のうちに痛くない(正しくない)位置で捕球する癖がついてしまい、グローブの型崩れの原因になってしまったり、ここ一番でのミスを招いたりといったことが起こる可能性があります。
完全に衝撃を吸収することはできません(できたとしてもそれはそれでデメリットが生じます)が、捕球時の痛みが強い方は守備用手袋の使用を検討してみてはいかがでしょうか?
Wilson FITTEモデルについて
今回お伝えするWilsonのFITTEモデルは上でお伝えした3つの役割のうち、
「フィット感向上」
に特化した守備用手袋だと思います。
手の平側は独自の素材である「ナノフロント」素材を使用しており、繊維表面の凸凹で水分(汗)を吸収し、滑り止め効果を発揮すると紹介されています。
また甲側はストレッチ素材を一枚仕立てで用いた「ノンストレス設計」により、素手感覚での使用に近付けられています。
「ノンストレス設計」に関しては正直なところよくわかりませんが、「ナノフロント」素材に関してははじめにお伝えした通りこれまでに使った守備用手袋とは別次元の使い心地でした。
手袋をはめた直後はもちろん滑りませんが、汗をかくとより滑りにくくなります。
どのくらい滑りにくいかというと、滑りにく過ぎて手袋を外しにくいぐらいです(笑)
私は元々手汗をよくかく方で手袋を使っていない頃は手汗が気になり、頻繁にグローブを外して手汗を拭っていましたが、FITTEを使ってからは手汗を気にしたり手を拭ったりする必要がなくなり、プレーに集中できるようになりました。
注意点
注意点としてはこの手袋にはパッドが付いていないため、衝撃緩和の効果はあまり期待できません。
衝撃緩和を第一に求める方は他者の商品を検討することをおすすめします。
またジュニアサイズ対応モデルがない点にも注意が必要です。
ジュニアサイズは初代FITTEモデルのみ対応になります。
おわりに
今回はWilsonの守備用手袋 FITTEモデルについてお伝えしました。
薄手ながら吸汗性に優れており、なおかつ汗を吸うことでより滑りにくくなるという、これまでの守備手袋とは一線を画した商品だと思います。
プレー中の手汗が気になる方やグローブを長く良い状態で使いたい方は購入を検討してみてはいかがでしょうか?
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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