【内野手 小指2本入れ】ウイルソン87型の特徴と型付けについて

はじめに

今回はウイルソンの内野手用グローブ「87型」の特徴や型付けを行って感じたことをお伝えしたいと思います。

以前、購入・型付けした「D5型」と比較しながらお伝えするので、グローブ選びの参考にしていただければと思います。

ウイルソン「87型」とは

「87型」は小指2本入れ“推奨”のモデルで、同じ小指2本入れ推奨モデルの「86型」より約6mm大きい型番です。

大きな特徴として以下の2つが挙げられます。

  • ポケットを縦に3つ使う
  • 11.75インチ(29.8cm)のサイズ感

グローブの指先を入口、土手を出口に見立て、ボールが入りやすく出にくくなるように入口を広く出口を狭く型付けします。

ボールを受ける状況(打球の種類や速度、送球を受ける場面)に応じて3つのポケットを使い分けるのが基本的な使い方です。

型付けの様子

購入時

上の画像は購入時の状態です。

Dual Weltingによる指の曲線と狭い土手が特徴的です。

型付け

入口を広く出口を狭く型付けるために下の画像の赤線に折り目をつけ、青線(親指と小指)を黃線に近づけるイメージで仕上げます。

今回はPROTIOS(プロティオス)を使って型付けを行いました。

余談ですが、背面のスーパースキンの部分にはプロティオスは全く浸透していないです。

上の画像が型付け後の状態です。

指先は広く土手は狭く型付けできました。

ポケットについて

ポケットは下の画像のように縦に上からウェブ下、人差し指、手のひらの3つが使えます。

「D5型」と比べて

「87型」と「D5型」を比較して以下の違いを感じました。

  • 小指2本入れ“推奨”と“対応”の違い
  • サイズの違い

小指2本入れ“推奨”と“対応”の違い

小指2本入れ“推奨”の「87型」と“対応”の「D5型」で大きな違いを感じました。

1つが小指の構造です。
下の画像を見比べていただきたいのですが、87型の小指の部分が土手側に曲がっていることがわかります。

 

小指部分に2本指を入れるスペースの確保する目的があるのでしょうか?
詳細はわかりませんが、特徴的な構造だと思います。

もう1つは親指のパッドです。

このパッドがあることで浅い手の入れ方でも手が抜けにくくなっていると思います。

以上の2つを踏まえて「87型」は

小指2本入れ
浅めの手の入れ方
(MLBでよく見られるような使い方)

で使うことを想定した構造になっており、通常入れと小指2本入れの両方に対応できる「D5型」との違いだと感じました。

サイズの違い

そもそも
「87型」が11.75インチ
「D5型」が11.5インチ
で違いがあるのは当たり前ですが、

これだけ大きさの違いがあります。

「87型」の縦長のサイズ感が特徴的です。

個人的にはサードなら「87型」、セカンド・ショートなら「D5型」で使い分けたいかなと思いました。

おわりに

今回はWilsonの「87型」についてお伝えしました。

「87型」はアメリカでは「86型」と並んでポピュラーな型番ではありますが、これまでの日本の内野手用グローブとは構造も使い方も全く異なるグローブだと改めて感じました。
「ポケットを縦に3つ使う」
ことに特化したグローブのため、それ以外の使い方をしたい方は「D5型」や「DL型」を選択した方が良いと思います。

また硬式用の既製品はありますが、軟式用は現時点では限定モデルの他は基本的にオーダーしないと入手できないようです。

MLBの“コユニ”を体験してみたい方はご購入を検討してみてはいかがでしょうか?

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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