はじめに
2020年3月から高校野球でも使用可能となった白スパイクですが、従来の黒スパイクより表面・内部ともに温度が抑えられ、熱中症対策に効果を発揮しますが、一方で汚れが目立ちやすいというデメリットも存在していると思います。
今回は白スパイクの汚れ落としについて私なりの方法をお伝えしたいと思います。
白スパイクについて
一般的にスパイクのアッパー部分は以下の3つを用いていることが多いのですが、
- 天然皮革
- 人工皮革
- 合成繊維
白スパイクはその中でも人工皮革で作られているものが多く
天然皮革を使っているスパイクで私が確認できた物はミズノのミズノプロ QSやライトレボプロ KLでした。
人工皮革の汚れ落としについて
人工皮革の汚れ落としは
- 濡らしたタオルで拭く
- クリーナーを使う
という方法が一般的です。
基本的には濡らしたタオル(できればぬるま湯)で拭き取り、汚れが落ち切らない場合はクリーナーを使うという流れになります。
汚れ落とし
今回は以下のスパイクの汚れ落としについてお伝えしたいと思います。
- SSK グローロード
甲材:人工皮革、合成繊維
アッパー部分の大半がエナメル革のようなツルツルとした質感ですが、つま先と踵はザラザラとした素材で補強されています。
汚れ落とし前
つま先や踵、シワの部分に汚れが目立ちます。
濡れタオルでの拭き取り後
以下が濡れタオルでの拭き取り後の状態です。
全体的に汚れ落とし前と比べると汚れは落ちましたが、つま先や踵のザラザラとした部分はなかなか汚れが落としきれませんでした。
クリーナー使用後
今回は以下のクリーナーを使用します。
以下がクリーナーを使って汚れと落とした後の状態です。
濡れタオルよりも汚れを落とすことができましたが、つま先やステッチ部分の汚れは残りました。
まとめ
- 濡れタオルでの拭き取りである程度の汚れは落とすことができる
- クリーナーを併用するとさらに効果が高い
- ステッチ部分やアッパー材表面の凹凸部分はクリーナーとブラシを併用する等の工夫が必要か?
おわりに
今回は白スパイクの汚れ落としについてお伝えしました。
濡れタオルでの拭き取りやクリーナーを使うことである程度の汚れを落とすことはできますが、凹凸のある部分は汚れが残るという結果になりました。
さらに汚れを落としたい場合は以下のような歯ブラシ様のブラシやネットブラシとクリーナーを併用する等の工夫が必要になると感じました。
今回の作業は濡れタオルでの拭き取りで5分程度、クリーナーでの拭き取りを含めても10分程度で行えるため、こまめに手入れをすることが綺麗な状態を保つポイントになると感じました。
白スパイクをなるべく綺麗な状態で保てるように濡れタオルの拭き取りだけでも行うことをおすすめします。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。