ケガの予防だけじゃない? 打撃時のリストサポートについて考える

はじめに

皆さんはバッティングの際に手首のサポーターを使っていたり、使っている人を見たりしたことはありますか?

私はここ数年、ボトムハンド(バットを持った際に下になる手)にMcDavid(マクダビッド)のリストサポートを使用しています。

今回は打撃時にサポーターを使用する利点について、私の考えをお伝えできればと思います。

サポーターについて

まずは一般的なサポーターを使用する目的を簡単に確認しておきたいと思います。

サポーターの主な機能として、以下の効果が挙げられます。

  • 固定効果・・・関節を固定する
  • 圧迫効果・・・筋肉や靭帯など(軟部組織)を圧迫する
  • 保護効果・・・関節や皮膚、筋肉などを保護する
  • 保温効果・・・体温を保温する

これらの効果により外傷や障害を予防する または 再発を防止することを目的にサポーターが使用されていると思います。

McDavidのリストサポートについて

今回お伝えするリストサポートはMcDavidで表示されているサポーター プロテクション レベルはレベル1のソフトサポートとなっており、圧迫・保温の機能があると表示されています。
レベル2または3で表示されている関節サポートの機能はありませんが、製品の特長では以下のような紹介もあり、実際に使用している経験から考えてもグリップを固める(ための補助)としての作用は得られていると思います。

バッティング時に使用すれば、グリップを固め、手首への衝撃を低減

リストサポート(ロゴあり) – McDavid|サポータ-ブランドのマクダビッド オフィシャルサイトより

 

リストサポートを使用する利点

私はリストサポートを巻く際には手関節を背屈*させて巻いています。

*手関節背屈(赤→)=手首を甲の側に曲げること
手関節掌屈(青→)=手首を手のひら(掌)側に曲げること

また、指の力を抜いて手関節を背屈させていくと自然に指が曲がってくると思います。
これを「腱固定作用(テノデーシスアクション)」と言います。

リストサポートを巻くと以下のようになります。

リストサポートの使用により、インパクトの前後で手関節を背屈位に保ちやすくすることでいわゆる「ヘッドが下がらない」スイングになりやすいと思います。
※実際にバットを持って手関節を背屈・掌屈しながらインパクトの前後を再現してみるとわかりやすいと思います。
また、手関節背屈によって腱固定作用(テノデーシスアクション)を得て、指が曲げやすくなる=バットが握りやすくなる⇒「力みにくくなる」効果も期待できると思います。

  • 「ヘッドが下がらない」ことで力強い打球を打てる確率が上がる
  • 「力みにくくなる」ことでボールを捉える確率が上がる

以上がリストサポートを使用する利点だと考えます。

おわりに

今回はMcDavidのリストサポートを使用して感じた利点についてお伝えしました。

私自身は手首を痛めた経験はありませんが、その予防や手首の運動の補助として有効だと考えています。
もし興味のある方はこの機会に試してみてはいかがでしょうか?

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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