目次
はじめに
今回は久保田スラッガー初の小指2本入れ対応モデル「DS1」をオーダー、型付けしたため、その様子と使用感をお伝えしたいと思います。
DS1の概要
「DS1」は2022年4月から販売されており、久保田スラッガーの内野手用の型番の中でも深く大きめグローブです。
グローブの紹介
型番:KSN-DS1
ウェブ:W-23
本体カラー:ブラック、ホワイト
平裏:ブラック
レース:ホワイト
ヘリ革:ゴールド
ハミダシ:玉ハミ ゴールド
ステッチ:ホワイト
ラベル:H9
刺繍:本体ホワイト、影ゴールドラメ
このグローブを小指2本入れ仕様で型付けをします。
型付けの手順
- アタッチメントグリスの調整
- レースの調整
- プロティオス型付け
アタッチメントグリスの調整
まずはアタッチメントグリスの調整を行います。
人差し指の下と牛の刻印の下が少な目だったため、その部分にグリスを補充します。
レースの調整
グリスの調整後はウェブ周りと指先のレースの調整を行います。
到着時はウェブ周りも指先もかなり締められているため、一度緩めて調整します。
プロティオス型付け
グリスを調整し、レースを緩めたらプロティオスを使って型付けを行います。
今回は上の赤線とウェブ、土手を中心に揉み込んで関節を作ります。
型付け後
プロティオス型付け後はレースを通し直し、上のように仕上がりました。
ウェブ周りのレースを少し緩めた結果、結んだ余りが極端に短くなってしまったため、別のレースに交換しました。
使用感について
捕球ポイントは主にウェブ下ですが、土手寄りで捕球する場合でも親指+中指+薬指・小指で掴めるため、捕球ミスを減らすことができると思います。
基本的にウェブ下で捕球して
土手寄りでも小指2本入れの強みを活かして親指+中指+薬指・小指で捕球できます
ウイルソン小指2本入れモデルとの比較
以下に内野手用の小指2本入れ対応モデルである「D5型」との比較して感じたことをお伝えします。
- 大きさ、重さはほぼ同じ
- 「DS1」の方が浅く型付けしやすい
- 「D5型」の方が指先の強さを感じる
- 両方とも使い方の選択肢は多い
以上を踏まえて、これまでのグローブとのギャップを少なくしたい方は「DS1」、これまでの感覚から離れたい方は「D5型」や「86,87型」を検討すると良いのではないかと思います。
おわりに
今回は久保田スラッガー初の小指2本入れ対応モデル「DS1」についてお伝えしました。
深めのポケットかつ小指2本入れによりしっかり掴めるため、強い打球にもしっかり対応できると思います。
今回は小指2本入れ、土手紐を逆巻きでの使い方を選択しましたが、通常入れや順巻きで使うこともできるため、好みの使い方に合わせた選択ができることも「DS1」の特徴だと思います。
内野手用で小指2本入れに対応しているグローブが増えていますが、良い選択をするための検討材料となれば幸いです。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。