はじめに
今回は三つ折りのキーケースを作成したいと思います。
イメージとしては
- 車の鍵
- 免許証
- 家の鍵
をまとめられる物を作成したいと考えています。
また基本的にはカシメやボタンを使わずに作成したいと思います。
手順
手順は以下を予定しています。
- 型紙作成
- 裁断
- トコ・コバ処理
- 接着
- 縫製
- 仕上げ
型紙作成
大きさの設定
まずは全体の大きさを設定します。
今回キーケースでまとめる物の中で一番大きい物が免許証になるので
免許証の大きさ = 縦54mm×横約86mm
を一辺の基準にしたいと思います。
色々と検討した結果、以下を切り出すことにしました。
- 土台
縦100mm×横200mm - 車の鍵
縦100mm×横55mm - 免許証
縦80mm横62mm - 家の鍵
縦30mm×横10mm
車の鍵と免許証はポケット状にし、家の鍵は革で輪を作ってそこにキーリングを通したいと思います。
型紙
以上が作成した型紙です。
土台は直接切り出すことにしたので、車の鍵と免許証、家の鍵に関する部分の型紙です。
裁断
以上が切り出した部材です。
トコ・コバ処理~接着~縫製
トコ処理後に接着し、
※あとからキーリング部分を上下反対にしました。
菱目打ちや縫製はなんとなくコツをつかんだ感じがします。
自分にしてはまずまずの出来だと思います。
仕上げ
コバ処理
コバ処理も要領がわかってきた感じがしますが、縫製前に処理しておいた方が良かったと後悔しています。
磨き上げ
今回の革は元の状態が良かったので仕上がりも上々です。
経年変化が非常に楽しみです。
完成
免許証がギリギリ入りましたが、非常に取り出しにくいです。
今後、革が伸びてくれるのを期待します(笑)
車の鍵はちょうど良いサイズ感ですが、鍵を入れて折りたたむことを考えるともう少しゆとりが欲しいです。
キーリング取り付け部分は少し固定が甘いですが、許容範囲とします。
全体的にあと50~100mmほど横に大きくするとちょうど良さそうな感じです。
おわりに
今回はキーケースの作成についてお伝えしました。
カシメやボタンを使わずにどこまでできるか挑戦しましたが、造りとしてはまずまずの物になりました。
前項でもお伝えしましたが、横幅をもう少し大きくしておくと折り畳んだときの納まりが良かったかなと思います。
家族からの作成依頼があったので、そこでは今回の経験を踏まえて修正したいと思います。
その過程についても後日お伝えできればと思うので、興味のある方はもうしばらくお待ちください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。