レザークラフト初心者が作る 革を使ったスマートフォンケース 第一弾

はじめに

ふやまです。初の投稿はレザークラフトになります。

先日スマートフォンをi phone7からRedmi Note 10 Proに新調しました。このスマホには画面保護フィルムやケースが付属していました。画面保護フィルムは強化ガラス等ではありませんが、最初から貼られているので便利ですね。ケースは半透明のソフトケースです。

もちろん今のケースでも問題なく使えますが、

「レザーケースで経年変化を楽しみたい」

願望が強かったため、レザーケースの購入を検討しました。通販等で手帳型のケースは見つかりましたが、カバー型のケースはなかなか見つかりませんでした…

ということで「見つからないなら(自分で)作ればいいじゃない」と自作することを決意しました。

以前からレザークラフトに興味はありましたが、道具は一切持っていないため、まずは道具を揃えるところからスタートです。

用意した道具

たちナイフ セメダイン

道具その1 たちナイフ 439円 革の裁断に使用します。
道具その2 セメダイン 576円 革とケースの貼り付けに使用します。ヘラ付き。

 

道具その3 トコノール 1,200円 床面、コバ処理に使用します。

 

道具その4 コーンスリッカー 339円 コバの磨き上げに使用します。

 

道具その5 クリップ 1,680円 成型時の固定に使用します。シリコンカバー付き。

 

今回揃えた道具は以上になります。

材料

ケースの材料としては

 

牛タンロー サイズ:A4サイズ 厚さ:1.0mm カラー:ナチュラル

ケースに合わせて裁断が必要です。

 

 

こちらのケースに上記の革を貼り付けてレザーケースにします。

以上を用意しました。

工程

今後の工程としては以下を予定しています。

  1. 革の裁断・・・・・・・・・ケースよりも少し大きく裁断します。
  2. ウェットフォーミング・・・1.で裁断した革を水に浸し、柔らかくなったらケースに馴染ませ固定します。
  3. 乾燥(水分)・・・・・・・革をしっかり乾燥させます。
  4. 接着・・・・・・・・・・・接着剤を使用して革をケースに貼り付けます。
  5. 乾燥(接着剤)・・・・・・接着剤を乾燥させます。
  6. 余分な革の切り取り・・・・ケースやカメラ穴やスイッチ、イヤホン・ケーブル差し込み口に合わせて革を切り取ります。
  7. コバ処理・・・・・・・・・トコノール、コーンスリッカーを使用してコバを処理します。

1. 革の裁断

まずはA4サイズで購入した革をケース+αの大きさに切り分けます。

ケースの大きさが

縦:170mm 横:80mm 厚み:10mm

のため、縦横に上下左右の厚み20mmとさらに余白用の20mmの合計40mmをプラスして裁断します。

初の裁断で緊張しますが、本体に関係のない余白部分のため思い切って裁断します。

初の裁断が完了しました!!(ただ真っ直ぐ切っただけ)

直線は簡単ですが、仕上げのスイッチやケーブル差し込み口の切り抜きは難しそうです。

2. ウェットフォーミング

続いては革をケース型に型取りするためのウェットフォーミングを行います。

ちょうど良いバットがあったので水を入れて革を浸します。

入れた瞬間シュワーッと泡が出ました。繊維の間に入っていた空気が抜けたのでしょうか?

革に水分が浸透するまで10分程度待ちます。

10分ほど経過しました。浸した直後に比べて若干色が濃くなったようにも見えます。

取り出してみるとかなり柔らかくなっています。

これをケースに密着し、乾燥させることでケース型に成型します。

角がを合わせることが難しく、これ以上はどうにもできなかったため、今回はこのまま乾燥させてみます。

事前に角を切るなどで処理をすると良かったのでしょうか、次回以降の検討事項にします。

3. 乾燥(水分)

風通しの良い日陰で乾燥を待ちます。

1日の乾燥後です。

ほぼほぼケース型に形ができました。

角がダブついていますが、うまく接着できるか楽しみです。

4. 接着

ケースに接着剤を塗ります。が、やはり角がダブついており、うまく接着できる気がしません 笑

ひとまず背面のみ貼り付けてみました。

接着は良好です。

ここまでは順調だと思っていましたが、やはり角が貼れなさそうです。

このままではどうにもならないので、角を切って貼り合わせる方法に方向転換します。

………

あれこれ試行錯誤しましたが、どうにもうまくいきませんでした。

やはり下準備が足りなかったようです。

今回は失敗です。

反省点

「レザークラフト スマートフォンケースを作る 第一弾」は失敗に終わってしまいましたが、反省点を次回の成功につなげたいと思います。

反省点としては

  1. トコ処理を省いた
  2. ウェットフォーミングが不完全だった
  3. カメラ枠などの処理手順の準備不足
  4. 縁の処理方法の確認不足

以上を挙げます。

1. トコ処理を省いた

本来の手順であれば

トコ処理→サンドペーパーでトコ面を荒らす→接着

とするところをトコ処理を挟まずに接着しました。

接着自体は問題なく行えましたが、その後のカメラ枠やケーブル差し込み口を切り抜く際に断面が毛羽立ってしまいました。

今後は本来の手順を踏んで処理したいと思います。

2. ウェットフォーミングが不完全だった

本編でも挙げていたように角の成型がうまくできませんでした。

今回はクリップでの固定を試しましたが、ウェットフォーミングの段階で角の部分までケースに密着できるよう、今後は型枠を作りたいと思います。

3. カメラ枠などの処理手順の準備不足

今回はケースに接着後、カメラ枠やスイッチ、ケーブル差し込み口の切り抜きを行う予定でしたが、ケース内側からの切り抜きは困難でした。

今後は外側(革を貼っている面)から切り抜けるように準備したいと思います。

4. 縁の処理方法の確認不足

ケースの縁の革を処理した際にケースと革の境目に段差ができてしまいました。

今後は革のトコ面を斜めすきして縁の段差を少なくしたいと思います。

おわりに

今回の経験から側面を覆ったレザーケースの作成はまだ難しいと感じました。

型枠の作成や切り抜きのスキルの向上を図っていきますが、ひとまず次回は側面は革で覆わず、背面のみ革を貼り付ける方法での作成を行いたいと思います。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

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